本日は当店にてご提供した「ジーンズの裾のダメージ加工を残しながら裾上げ」した事例を通じて、「デニムのアタリ残し」のやり方・メリット・リスク、そしておおよそのお直し料金などをご紹介いたします。

 

ジーンズ、デニムパンツの裾上げをお考えの方はぜひご覧ください

ジーンズ、デニムパンツの裾上げをお考えの方はぜひご覧ください

 

この記事に辿りつかれたアナタは、おそらく「ジーパンの裾上げをしたいけど、裾のダメージ加工が無くなるのが嫌だな…とか「デニムのアタリを残しながら裾上げできるお店を探したい!」と思われている方々が多いかと思います。きっと参考になる内容だと思いますので、ぜひ最後までお読みください♪

※当記事は2021年10月にリライトしています。

デニムを裾上げするとアタリ(=裾のダメージ加工)が消えてしまう…

既製品のデニムパンツは多くのお客様が購入・着用できるように、どうしても裾が長めに製造されています。そのため、どうしても購入後に裾上げが必要となるケースが多いです。

チノパンやスーツのスラックスならば、裾上げしても大きく見た目やイメージが変わることはありません。そのため皆さんもパンツのご購入店や洋服お直し屋さんにて、気軽に裾上げをされていることと思います。

 

裾上げによってアタリが無くなったジーンズの裾。これはこれでキレイに裾上げされていますが、ジーンズらしさは減ってしまっています。

裾上げによってアタリが無くなったジーンズの裾。これはこれでキレイに裾上げされていますが、ジーンズらしさは減ってしまっています。

 

しかし!ジーパンを裾上げする場合はそうはいきません。デニムの裾上げをチノパンやスラックスのように行ってしまうと、上の画像のように「アタリ」と呼ばれる裾のダメージ加工がキレイに消えてしまいます。。結果デニム特有のイメージ・雰囲気が大きく変わってしまい、後悔することになる場合があります。ちなみに、この裾上げ方法は「三つ折りステッチ仕上げ」です。

 

「アタリ」は、ジーパンの色落ちやシワの総称のことです

ここで少し「アタリ」について説明しておきましょう。「アタリ」とは、簡単に言うとジーンズについた「擦れた跡」「色落ち」「立体的にみえるシワ」の総称です。残念ながら語源はわかりませんが、ジーンズのマニアやファン、デニム専門店ではごくごく一般的に使われている言葉です。ぜひ覚えておいてくださいね!

 

デニムについているシワやダメージは全てアタリです

デニムについているシワやダメージは全てアタリです

 

「アタリ」は裾端だけでなく、上の画像のようにジーンズ全体に存在しています。太もも付近に出てくるシワのことは「ヒゲ」、太ももの後ろにできた、蜂の巣のような形をしたシワは「ハチノス」と呼ばれることもあります。焼肉の部位みたいですね。笑

本来は、パンツを履いた人の使用によって出来る「擦れた跡」「色落ち」「立体的にみえるシワ」が「アタリ」なのですが、現在販売されているジーンズの多くには新品・使用前の段階でたくさんの「アタリ」がつけられています。これらは販売前に誰かが履いているわけではなく、ジーンズメーカーさんによって意図的に加工されたものです。

 

通常の裾上げ後に、「アタリ」ができる日は来るの!?

ちなみに、普通に裾上げすると上記で掲載したようなツルンとした裾になってしまいますが、数年間着用・洗濯をすると、以下の画像のこのように「アタリ」がつきます。ただ、ご覧いただくとお分かりのように、元々の「アタリ」に比べるとそのジーンズ感は薄まってしまいます。

 

経年使用によって自然についたアタリ

経年使用によって自然についたアタリ

 

せっかくの買ったお気に入りのジーンズの「アタリ」が、裾上げによって無くなってしまうのはなんとも残念ですよね。。

 

裾上げ後もアタリを残すことができる、数少ない方法とは?

そんな「デニム裾上げ後にアタリが消えちゃう問題」を解決するために、お直しコムではデニム裾再現仕上げという画期的なサービスを提供しております。

 

裾上げ前のNudie Jeansのジーンズ。キレイにアタリがついています。

裾上げ前のNudie Jeansのジーンズ。キレイにアタリがついています。

 

こちらはNudie Jeans(ヌーディー・ジーンズ)のデニムパンツです。裾上げ前なので、裾端にキレイに「アタリ」がついています。普通に裾上げしてしまうと、残念ながらこのウネウネとしたアタリは消えてしまいます。

しかし!当店のデニム裾再現仕上げならば、裾上げ後もしっかりアタリをキープすることができまます。以下がその証拠画像です。いかがですか?まるで裾上げ前と同じようにアタリが残っています。

 

当店の「デニム裾再現仕上げ」で裾上げした後の裾です。アタリが維持できています。

当店の「デニム裾再現仕上げ」で裾上げした後の裾です。アタリが維持できています。

 

よーく画像を見ていただくと、ステッチの数ミリ上に段差があるのがお分かり頂けると思います。デニム裾再現仕上げはアタリのついた元々の裾端と、希望レングスまで短くカットしたパンツ本体とをうまく接合させることで、アタリを維持・再現しています。この段差は、その接合部(ジョイント部)に生じる段差なのです。

 

ジーパンのダメージ加工を残す弊害やリスクはなにかある??

ちなみにデニム裾再現仕上げで裾上げした後の裾を裏返して見るとこんな感じになってています。お直し前や普通の裾上げとは、異なる状態になることがお分かり頂けると思います。

 

デニム裾再現仕上げを提供した裾を裏側からみたところです。

デニム裾再現仕上げを提供した裾を裏側からみたところです。

 

裾端の「アタリ」をキレイに残すために、この点だけは我慢・ご了承いただければと思います。ただ、見た目の印象こそ変わっていますが、着用感にはほとんど違和感は無いと思います。またしっかり生地の縁もロックミシンで縫い留めていますので、洗濯や使用によってほつれてくる心配もありません。

 

アタリ残しに必要となる裾上げの料金はどれくらい?安い?

裾上げ後もデニムのアタリを残せる、この画期的なサービス・・・お直し料金(加工賃)はおいくらくらいだと思いますか?

今回のこの記事でご紹介した、お直しコムのデニム裾再現仕上げ(2)-ステッチそのまま型のお直し料金は2,690円(税込2,959円)です。デニムショップなどのアパレル販売店や、一般的な洋服お直し店で提供されている通常の裾上げ(=三つ折りステッチ仕上げ)が1,000~1,200円程度ですから、プラス1,800~2,000円程度で実現できることになります。

 

ユニクロからリーバイスまで、ダメージ加工を残して裾上げできる

この「デニム裾再現仕上げ」は、「裾上げには少しでもお金をかけたくない!」という方にとっては随分と高い買い物かと思います。しかしながら、この記事をご覧になられているこだわり派のお客様にとっては、強く強くお薦めできるサービスです!1万円を超える高価なデニムパンツはもちろん、アタリがキレイに入った安価なデニムパンツ(例えば、ユニクロのジーンズ)の裾上げにも絶賛推奨できるサービスです。

実際、当店にはNudie Jeans(ヌーディージーンズ)だけでなく、LIVIS(リーバイス)、EDWIN(エドウィン)、MOUSSY(マウジー)、LEE(リー)、ディーゼル、AG(エージー)、J BRAND、GAS、G-STAR RAW・・・など実に多種多様なブランドに、「アタリ」を残す裾上げをご提供しています。

 

ジーンズのアタリ残しは、裾上げのプロ「お直しコム」におまかせ♪

 

裾のダメージ加工を残した裾上げは実績多数のお直しコムまで!

裾のダメージ加工を残した裾上げは実績多数のお直しコムまで!

 

今回は「ジーンズの裾のダメージ加工を残しながら裾上げする」お直しをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?「こんな裾上げの仕方があったんだ!」「これで気兼ねなくジーパンの裾上げが出来そうだ!」と思っていただけたなら、最高に嬉しいです。

「普通の裾上げより少し高いけど、一回試してみたい!」と思われた方はぜひ実績多数のお直しコムにご依頼ください。きっとご満足いただけると思います。アタリのキレイなジーンズ、デニム、ジーパンをご購入後は、お直しコムのデニム裾再現仕上げで裾上げしましょう♪みなさまのご利用お待ちしております。

おすすめの記事