こちらのページにアクセスされた方は、「Ｔシャツのソデがなんとなく長いんだよな～」「うっとうしい長さのロングＴシャツの袖を短くするにはどうしたらいいんだろう？」「カットソーのソデ丈詰めを依頼できるお店、どこかに無いかな？」など、お手持ちのＴシャツの長いソデに関するお悩みをお持ちかと思います。
半袖でも人によっては長く感じることもあるＴシャツのソデ
そこで、当記事では「Ｔシャツのソデ丈(袖の長さ)を短くしたい！」とお考えの方向けに、当店で実際に提供した事例をまじえながら、お直しコムの「カットソーのソデ丈詰めサービス」をご紹介いたします。ネットで簡単便利に依頼できる「お直しコム」ならば、全国どこからでもＴシャツのソデ丈詰めをご依頼いただけます。
Ｔシャツの長い袖にお悩みの方には、きっとお役に立てると思います。ぜひ最後までご覧ください。
※当店ではＴシャツやロングＴシャツ等を総称し、サービス名に「カットソー」を使用しております。
Ｔシャツ＝ロングＴシャツ＝カットソーと考えて、お読みいただければと思います。
※当記事を読んでもご不明点がある場合は、どうぞ「お問合せ」からお気軽にご質問ください。
当店にて長い袖(そで)を丈詰めしたのは、ＧＵのロングＴシャツ
今回当店にソデ丈詰めをご依頼いただいたのは、ＧU(ジーユー)の黒のロングＴシャツでした。
もともと長袖(＝10分ソデ)ではなく、８分ソデくらいのトップスでしたが、お客様はもう少し短くされたかったのでしょう。今回はそこから２cmのソデ丈詰めをご依頼いただきました。
ソデ丈詰めをご依頼いただいたGUのカットソー
ソデの長さに困ったことのない方は「え！？たった２cmだけの為に洋服お直しを依頼したの？」と感じられるでしょうが、この記事をご覧になられている方にはきっと共感いただけると思います。それくらいたった数cmでも長いソデはうっとうしいものです。
ちなみに当店ではソデ丈詰めする長さは、「現状からー〇cm」または「アイテム現物のソデを折り曲げる」いずれかの形式でご依頼いただいております。メジャーで測る必要はありません。簡単ですね。
そもそもＴシャツの袖丈詰めて、自分で出来ないの？
「ちょ、ちょっと待って！べ、別にお金が無いわけじゃないけど、できれば自分自身でソデ丈詰めしたいんだけど…！」とお考えの方もいらっしゃるかと思います。ＤＩＹが流行っているこのご時世ですから、そのお気持ちは十分理解できます。
しかし、結論から申しますと、あなたに適切なミシン・糸とそれを扱う技術が無いならば、ご自身でのＴシャツのソデ丈詰めはオススメしません。これは当店に依頼してほしいからではありません。ソデ丈詰めは単純に難しいのです。以下にその理由をご説明します。
まず、Ｔシャツなどカットソーは伸縮性の高いニット素材で製造されている場合が多く、これらを家庭用ミシンや一般的なミシン糸で縫製するのは大変困難です。またミシンとミシン糸の調整を含め、伸縮性の無い硬い生地の縫製とは異なる、独自の技術が求められます。
伸縮性の高い素材に用いられるカバーステッチミシンによる縫製
例えば、今回当店にてソデ丈詰めを行ったＧUのロングＴシャツのソデにはこのような縫製がされていました。こちらは伸縮性の高い素材に用いられる縫製で、「カバーステッチミシン(カバーロックミシン)」という特殊なミシンで縫われています。
このカバーステッチミシンによる縫製は、直線縫いしか出来ない家庭用ミシンでは残念ながら再現できません。また家庭用ミシンで無理に縫おうとすると、生地がつったり、糸や生地が切れたりしてしまいます。悲惨です。
従って、伸縮性の高い素材に対応したミシンと糸、そしてそれらを扱える適切な技術が無い場合は、ご自身でソデ丈詰めを行うのはすんなり諦めるのが賢明です。ひろゆき氏もホリエモンもきっとプロに任せることでしょう。
ちなみに「裾上げテープ」を使うのは、もっとお薦めできません。ズボンとは異なり、Ｔシャツ等のトップスは洗濯回数が多く、度重なる洗濯を経てテープが取れてしまう恐れがあるためです。
加えて、表地に縫い目(ステッチ)も出ないため、見た目の印象がオリジナルとは変わってしまうのも大きなマイナスポイントです。ズボン裾上げ時にも該当しますが、とてもダサいです。
縫製業界内ではよく言われることですが、洋服のお直しは洋服をイチから作るよりも難しく、技術を要します。ご自身の技術に相当な自信をお持ちの場合以外は、信頼できる洋服お直し店に依頼されることを推奨します。正確に・綺麗に仕上げたい大切なアイテムならなおさらです。
Ｔシャツのソデ丈詰めにかかる料金は？
ではプロである洋服お直し店にＴシャツのソデ丈詰めを依頼した場合、実際いくらくらいに必要になるのでしょうか？
お直しにかかる費用はもちろんお店によって異なりますが、今回のご利用に際して、お客様が当店お直しコムにお支払いになられた料金は以下の通りです。
＜お直し料金＞
カットソーのソデ丈詰め(1,590円・税別)
＜往復の送料＞
・お客様からお直しコムへの送料(実費) ※往路。お直しコムへの支払いはナシ
・お直しコムからお客様への送料(490円・税別) ※復路。お届け先：東京の場合
以上の通り、お直し料金が約1,500円、返送料が約500円で、当店へのお支払い総額は2,000円ほどでした。
この費用は、今回お直ししたＧUのカットソーの購入代金と同じくらいか、もしかしたら少し高額かもしれません。ただそれでもご依頼いただいたということは、お客様にとってそれくらいソデが長いことが嫌で、ソデが短くできることに価値を感じて頂けたからでしょう。というか、ＧＵさんのアイテムが安すぎる気がしますが・・・＞＜
ソデ丈詰め後のＴシャツのソデ口
なお、冒頭にも少し触れましたが、当店ではＴシャツ・ロングＴシャツなどを総称する意味で「カットソーのソデ丈詰め」という名称でサービスを提供しております。「Ｔシャツのソデ丈詰め」というサービスでは提供しておりません。Ｔシャツのソデを短くしたい場合は、Ｔシャツ＝カットソーと脳内変換していただいた上で、「カットソーのソデ丈詰めサービス」をご利用くださいませ。
約１週間でＴシャツのソデがご希望の長さにサイズダウン！
価格の次に気になるのは納期かと思います。いくらリーズナブルでも「１カ月後になります」とか「今は混んでいるので遅くなります…」では困りますよね。当店の「カットソーのソデ丈詰めサービス」は「納期B」ですので、当店への入荷から１週間程度でお直しを終え、お客様へお戻しすることができます。
具体的には、Ｔシャツ等のカットソーが水曜までに当店へ入荷すれば、翌週の月曜にお客様の元へ発送いたしますので、ほとんどのお客様には翌日の火曜にはソデが短くなったTシャツを着ていただけます
なお、お直しコムではお店の繁閑に関わらず、サービス毎に納期を明確に定めています。ご依頼時に「どれくらいで戻ってくるのだろう？」と不安になる心配はありません。
カットソーならどんなトップスでもソデ丈詰めできる？
当店は洋服お直しのプロなので、基本的にどんなカットソーでもソデを短くすることは出来ます。ただし、ソデには様々な仕様があり、料金を一律することが出来ないため、「カットソーのソデ丈詰め」では以下の条件をクリアしたアイテムのみを対象とさせていただいております。
・ソデ端の縫製が「三つ折りステッチ仕上げ」「ロック＆ステッチ仕上げ」「ジャージニット仕上げ」「スクイ縫い仕上げ」
・ソデが１枚の生地で作られた筒状である(裏地があるものはＮＧ)
・ソデにリブ、カフス、ボタン、スリット等の装飾や加工がない
ソデがリブになっているカットソー
例えば、こちらのように「ソデにリブが付いている」カットソーは、上記条件をクリアしていないため、「カットソーのソデ丈詰めサービス」としてはソデ丈詰めを提供できません。ソデ丈詰めをご希望の場合は、お気軽にお問合せください。丁寧にお見積り・ご提案させていただきます。
Ｔシャツのソデ丈詰めに興味をもたれた方、お待ちしてます
今回は、実際に当店へご依頼いただいたGUの黒のロングTシャツの事例を使いながら、「カットソーのソデ丈詰め」をご紹介してきました。ソデ丈詰めするのはたった数cmであっても、日頃抱えてきた鬱陶しさやイライラから解放される気持ちよさは数十メートル分かも知れません。
お伝えしてきた通り、ご自身ではなかなか難しいソデ丈詰めですが、当店ならばお直し料金：1500円程度で正確丁寧なソデ丈詰めサービスをご利用いただけます。長いソデにお悩みの方は、ぜひ一度ご検討ください。
余談ですが…「洋服お直し店」の看板を揚げているお店でも、前述した「カバーステッチミシン(カバーロックミシン)」を保持していなかったり、保持していてもうまく使いこなせないお店は結構あります。「このお店、大丈夫かな～」と不安な場合は、十分に確認した上で依頼しましょう。
