本日は当店で実際に提供した「白衣ズボンの裾上げ事例」を交えながら、白衣ズボンの「お薦めの裾の長さ」「裾上げのやり方」「裾上げにかかる料金」などについて、お伝えしていきます。
今このページをご覧になられている方の多くは、「白衣パンツの裾上げ、どこかに依頼したいけど、いくらくらいかかるんだろう?」とか「初めて白衣を裾上げするけど、丈の長さはどれくらいがいいの?」とか「スクラブて、裾上げテープで丈詰めしていいんだろうか?」などの疑問やお悩みを持って検索された方が多いかと思います。きっと参考になる内容だと思いますので、ぜひ最後までお読みください♪
白衣ズボンにオススメな裾(丈)の長さとは?
白衣ズボンの裾上げをするにあたり、最初に悩むのは「裾(丈)の長さ」ですよね。実店舗で購入したのであれば、試着時に販売員さんに相談したり、アドバイスをもらえるかも知れません。しかし、ネット通販で購入したり、白衣を職場から支給された場合はそうはいきません。ご自身で長さを決める必要があります。
結論を申し上げますと、白衣ズボンにお勧めの長さは「ノークッション」または「ハーフクッション」です。これらの長さであれば、歩きやすく、お仕事の邪魔になりにくい為です。裾が長いとどうしても足元がもたつき、場合によっては足がもつれて転倒してしまうことも。このような危険な状況は、命や健康を扱い、一刻一秒を争う医療従事者には絶対に避けたいですよね。
ではノークッションより更に裾を短くしたらいいのでは…と思う方もいらっしゃると思います。もちろん更に動きやすくはなりますが、単純にカッコ悪くなります。また周囲に未熟で幼い印象を与えてしまう為、患者さんが不安になってしまうかも知れません。
その為、裾上げの専門店である当店としてはノークッション、またはハーフクッション程度の丈の長さを推奨しています。
白衣ズボンに裾上げテープを使うのは簡単にそう見えますが・・・
裾の長さが決まれば、次は裾上げのやり方・方法です。ご自宅にミシンが無い方がパッと浮かぶのは、裾上げテープでの裾上げではないでしょうか?実際、裾上げテープはその手軽さがウケて、近所の100円均一ショップやスーパーマーケットをだけでなく、ネットでもAmazonや楽天にて手軽に手に入れることができます。
しかしながら裾上げのプロの立場からは、白衣パンツを裾上げテープで裾上げすることはあまりお勧めできません。「裾上げテープは簡単そうに見えて、実はその取り扱いが難しく、正確に・綺麗に取り付けるのは難しい」「アイロンが無いor扱いになれていないと、そもそも取り付けられない」などいくつかお薦めできない理由はありますが、一番の理由は「何度も洗濯をするズボンには向かないから」です。
裾上げテープはあくまでも糊で生地と生地をくっつけているだけです。そのため白衣パンツの様に、着用した後に必ず洗濯をするような場合・何度も洗濯を繰り返す場合には必然的に接着部分が取れやすくなってしまいます。結果的に仕事中にダッシュした際に接着部分がとれてしまい、業務に支障をきたす可能性があります。
「裾上げテープが取れても、またつければいいやん!」と思われる方もいらっしゃると思います。一度ご経験されると分かると思いますが、裾上げテープは取れた後に必ず糊の痕跡が残ってしまいます。次回はその痕跡によってザラザラ・ぼこぼこした上から再度裾上げテープを接着することになります。その為、1回目以上に接着力が落ちた状態になってしまうわけです。
白衣ズボンは大切なお仕事で履くパンツです。裾上げテープでの裾上げはやむを得ない場合のみにされることをお薦めします。
白衣ズボンの裾上げは、ミシンまたは手縫いがオススメ
白衣ズボンは裾上げテープではなく、ミシンでの縫製または手縫いで行うことをお薦めいたします。
ミシンで行う場合は、「三つ折りステッチ仕上げ」か「シングル仕上げ」にて裾上げを行う場合がほとんどです。「三つ折りステッチ仕上げ」は裾端の折り曲げ方・縫い方としては、ジーンズやチノパン等と同じ方法になります。縫製の強度が強い為、お仕事中にアクティブに動く方や頻繁に洗濯をされる方に向く仕上りです。
「シングル仕上げ」は「三つ折りステッチ仕上げ」に比べると縫製の強度はやや劣るものの、いわゆるスラックスぽい仕上がりになります。裾端にステッチが入らず、フォーマルでスマートな印象に仕上がる為、患者さんなど周囲により誠実な印象を与えることができるでしょう。実際、患者さんを問診するようなお医者さんの裾は「シングル仕上げ」であることがほとんどです。
正直、「三つ折りステッチ仕上げ」と「シングル仕上げ」のどちらが良いか、正解はありません。当店でご提供する場合もほぼ半々といったところです。ズボンの雰囲気、ご着用方法、選択の頻度、お客様の趣味趣向…など総合的に判断して、お選びください。ただ個人的には、やはり強度を優先して「三つ折りステッチ仕上げ」をオススメします。
手縫いで行う場合は「まつり縫い(すくい縫い)」になります。なかなかの強度を誇り、更に一気にほどけることはまず無いため、白衣パンツにとても適しています。もちろん手間と時間を要しますが、一定の手縫いの技術をお持ちの方にはお薦めです。なお、当店でも「まごころ手まつり縫い」というメニューにて、ご希望の方には提供しています。
白衣ズボンの裾上げ料金はいくらくらい必要か?
では白衣ズボンの裾上げにはいくらくらいの費用が掛かるのでしょうか?一例として、『丁寧な仕上りなのに価格も抑えめ』と評判の当店のお直し料金をご案内いたします。笑
<お直し料金>
高い縫製強度でアクティブな方におすすめ 三つ折りステッチ仕上げ(790円・税込869円)
スマートな印象をお求めの方におすすめ シングル仕上げ(1,090円・税込1,199円)
シングル仕上げの強度をアップできる 頑丈な2重縫い(+150円・税込165円)
シングル仕上げの強度を大幅にアップできる めっちゃ頑丈な3重縫い(+250円・税込275円)
ミシン以上の強度をゲットしたいなら まごころ手まつり縫い(+690円・税込759円)※上記に加え、往復の配送料が別途必要となります
上記の通り、シングル仕上げよりも三つ折りステッチ仕上げのほうがお安く裾上げすることができます。これはシングル仕上げの方が作業工程が多いためなので、当店に限らずまずどの洋服お直し店さんにおいて当てはまります。つまり、強度や価格においてはシングル仕上げよりも三つ折りステッチ仕上げが優勢なので、その見た目に不満が無い場合は、こちらを選ばない手はないでしょう。
スマートな印象を与えたい方や、三つ折りステッチ仕上げの見た目・印象が気に入らない方は「シングル仕上げ」となりますが、強度に不安が残る方は「頑丈な2重縫い」や「めっちゃ頑丈な3重縫い」、更には「まごころ手まつり縫い」を同時にご依頼いただくことをお薦めします。スマートな見た目と、裾の強度を同時に得ることができます。
ナガイレーベン、白衣ネット、ナースリー…白衣パンツの裾上げは当店まで
今日は白衣パンツの裾上げだけをテーマに、「裾の長さ」「裾上げのやり方」「裾上げ料金」をお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?
創業以来、当店では国内最大の白衣メーカーである「ナガイレーベン」やそれに次ぐ「KAZEN」をはじめ、ハイセンス白衣で人気の「クラシコ」など多種多様な白衣パンツの裾上げをご提供して参りました。
当店では、ネットショップから直接当店にお送りいただける便利な「店からコース」をご提供していることもあり、「THS-白衣NET」や「ナースリー」、「白衣ネット」「アンファミエ」など多くのネットショップで購入された医療用パンツのお直しを行っています。
当店は白衣パンツやスクラブなど、医療衣料パンツが大切なものであることを理解しています。医師、歯科医師、薬剤師、看護師、臨床検査技師、歯科衛生士、理学療法士、作業療法士、救急救命士、視能訓練士・・・など忙しい医療従事者のみなさまのお役に立てるよう、丁寧にお直しいたします。白衣ズボンの裾上げ・お直しは、実績多数のお直しコムまで!皆様のご利用をお待ちしております。
※病院・クリニックなど医療介護施設単位でご依頼いただくことも可能でございます。その場合、お直し料金がお得になる場合もございます。ぜひお気軽にお問合せくださいませ。
お直しコムの裾上げに興味をもたれた方はこちら
お直しメニュー・ご利用料金
ズボン裾上げの料金表
採寸の仕方
お直しの納期